WORK FLOW

仕事の流れ

仕入先から販売先におよぶまで、
私たちのビジネスでは関係性の構築が何よりも大切です。
ここでは、各フェーズのポイントを踏まえながら、
鉄の専門商社としてどのように進めるのか、
建設鋼材事業の仕事の一例をご紹介します。

PHASE.01

案件情報入手

新規案件情報に基づいて、グループ企業、鉄鋼メーカー、ゼネコンなどの関係各社からも情報を入手します。案件は、商業施設やビルだけでなく、学校や企業の工場、沿岸部の災害対策工事など様々です。

ポイント

情報収集は1社から聞いて終わりではなく、あらゆる方面にヒアリングし情報の確度を上げる必要があります。早く正確な情報は商社業界において大変価値があるため、関係各社へ情報を共有する役割も担います。

PHASE.02

営業・引き合い入手

新規案件の話がある時だけでなく、普段から客先を訪問し、顔を覚えてもらうことも重要です。今後動きがありそうなグループ案件の情報や取り扱い製品の市況資料を持参してご説明に伺います。

ポイント

用事がある時だけ連絡していても商売にはつながりません。定期的に訪問し、時には雑談なども交えながら関係性をつくっていきます。鉄鋼メーカーの担当者と一緒にゼネコンにお伺いして、製品についてご説明いただく場合もあります。

PHASE.03

見積作成

鉄鋼メーカーに、価格、納期、納入ルートなどの詳細をヒアリングし、見積書を作成します。市況やお客様の状況などを踏まえて作成し、上長から承認を得て見積書が完成します。実際に受注となることを常に考えながら、問題なく納入まで取引を完了できるよう、鉄鋼メーカー・ゼネコンだけでなく社内メンバーとも密に連携することが大切です。数トン~数千トンまで、様々な規模の案件があります。

ポイント

見積作成では製品価格を伝えるだけでなく、実際に発注した際の流れや注意点をお伝えすることも重要です。それが商社が商流に介在するための付加価値となります。また、見積書を提出した後も、市況や納期等、ゼネコンが求める情報を提供し、一緒になって物件を進めていきます。ドライバー不足により車両手配が困難になっていることもあり、納入時に苦労しないよう、必要な情報を事前に調べておくことも重要です。

PHASE.04

受注、発注、納入

ゼネコンから無事に受注いただけた時は鉄鋼メーカーへ発注し、納期を確定させます。納入当日の搬入ルートや時間等を打ち合わせし、問題なく納入できるように詳細を詰めていく必要があります。

ポイント

サイズが大きい製品をトラックで納入する場合は、警察署に届け出を出す必要があります(25mほどに渡ることも)。沿岸部の工事の場合は、台船という船を使って納入することがあります。潮の高さなども考えながら、ゼネコン、鉄鋼メーカーと入念な打ち合わせを行います。

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